INTERVIEW

社会の役に立てる製品を
つくれることが嬉しい。

機工設計部

H.W.

小山工業高等専門学校 機械工学科出身

JOINED IN 2017

まず自分で
とことん考え、
人を巻き込む。

子供の頃から機械いじりが好きだったから、工作機械に携わる仕事に就きたいと思っていました。だから機工設計部に配属された時は嬉しかったですね。初めて取り組んだのは、ベアリング予圧の検討でした。ベアリングはただ組み込んだだけではだめで、予圧を調整してあげることで、軸剛性があがり、振れの抑制ができることで回転精度が上がります。その調整を任されたんです。苦戦しました。図面や数字だけではわからない部分あるので、実際に現場へ行き、何度も実験もしました。新人だったから、ベアリングに関してはほぼ、何も知りませんでしたが、プロジェクトが終わってみれば、ベアリングの基本が身についていました。

簡単に
理解できるように、
言葉を尽くす大切さ。

製品の設計は、図面を書いて完成ではなく、図面を元に加工部に部品を作ってもらって、組立てて、その間に工具を作ったり、製品が設計通り作れているか確認する方にサポートいただく、という流れで完成します。設計で終わりではなく、次の加工・組立の工程を担当する方に分かりやすく説明しなくてはなりません。先輩方は図面を説明する際、組立を担当する人が簡単に作れるように工夫して伝えたり、時間をかけないで作ってもらうためにわかりやすく整理したりとか、各工程を担当する方が作業しやすいように伝えることをとても重要視してるんです。「伝える」と「伝わった」は違いますから。伝えきるまで言葉を尽くしています。だから部門ごとの連携がスムーズだし、皆余裕をもって作業に集中できるのだと思います。僕はそこがまだ上手くないので出来るようになりたいです。

お客様の助けになる
仕事をしていきたい。

ナカニシの製品は、他の日常の製品より速い回転数で回転が可能です。ジェット機のエンジンは大体1分間に1万回転前後と言われていますが、機工製品は最速で16万回転。ジェットエンジンよりも回転が速い。単純な回転数の比較で言ったら、世の中にない回転で回っている。しかも精度が高く、高速で加工できます。加工時間が短くて済むので穴を開けるスピードが10倍以上になる製造工程も可能になります。つまり仕事が早く終わるので作業時間が短縮されて、お客様の時間を捻出できます。そうやって考えるとこの仕事は、人のために、社会のために、役立っているんだなあと改めて思います。これからもお客様の助けになれる仕事をしていきたいです。