INTERVIEW
自分が携わった製品が
人の健康や快適な暮らしの
支えになる。
自分が携わった製品が
命を救う助けになる。
T.E.
明治大学 理工学部 機械工学科
まだ新人の若手でも
新製品開発に
参加できる。
機械工学科を学んでいたので、就職は製造メーカーを考えていました。その流れでナカニシを選んだのですが、医療機器は好不況の波に影響をあまり受けない。それも選択した理由の一つです。医療の現場では少しでも良い製品を求めるし、技術も日々進化している。ナカニシは歯科医療業界でシェアが高いですし、本社に設計部署も製造部署もある。最終的には、自社で製品づくりを完結できるところに魅力を感じて入社しました。大きいというか懐が深い会社ですね。まだ右も左もわからない若手でも先輩社員のサブで新製品開発のプロジェクトに入れます。もちろんそれ相応の能力があっての話ですが実践で学ぶことは多いです。最初の頃はただただ必死ですけど、現場で経験を積むのが一番勉強になるし身につくんですよ。
画期的な
アタッチメント。
この器具で
外科手術が変わる。
2017年にサージカル設計部に配属になりました。以来、外科手術に使用する器具を開発しています。サージカル設計部は、歯科設計部に比べるとまだ日が浅い部署なのですが、ここで初めて1から製品づくりに関われました。それが外科手術用のアタッチメントです。骨を削る器具の先端部は、バーと呼ばれる回転して骨を削る部品が装着されるのですが、バーの露出長を可変させたいという、お医者様からの要望がありました。ちょっと奥まったところを削りたいとか、手術箇所の視認性が悪いなって時には伸ばして使えると、より削りやすかったり、使い勝手が良くなるんです。この新しい機能を設計するのが上手くいかなくて。何度もシミュレーションしてやっと試作品をつくったら、回転させた時の振動が予想以上に強いので設計を最初からやり直し。今までで一番苦労しました。
低侵襲手術に
貢献できる
製品
をつくり続けたい。
製品カタログにアタッチメントの特徴が「多様な手術に対応するユニークな露出長可変バー機構」と書かれてあって、それを読むたびに開発の日々を思い出しますね。完成まで3年かかりましたから。やっぱり今後は、低侵襲手術に貢献できる製品を生み出したいですね。傷が小さいことで患者様の負担が軽減されて手術後の回復も早くなりますから。自分が携わった製品を実際に使ってもらっているお医者さんに会ったことがあって、間接的ですけど人の健康の支えになっていることを実感しました。ナカニシは全体的にいろんな工程に携われるプロジェクトが多いので、業務に広く関わりたい、製品が世に出るまで責任を持ちたいと思う人におすすめです。いつの日か一緒にやりましょう。